うわあ。

日本の女子大生が書きたいことを書くブログ

街を走る電車について


私は大学へ行くため毎日電車に乗っている。そんなに田舎でもなければそんなに都会でもない駅から、そんなに田舎ではないがすごく都会というわけでもない駅まで、20分間、電車に乗っている。田舎でも都会でもない、街を走る電車、である。だいたい4両〜6両編成で、座席は2人掛けのシートが左右に2列あるタイプだ。窓から見える景色は、田んぼだらけであったり家だらけであったりである。

今回は、私が1年半の電車通学を通して得た、街を走る電車特有の傾向をまとめておきたいと思う。

街を走る電車あるある

  1. 2人掛けのシートに1人ずつ座るため、まあまあな人数の人が立っている
  2. ドア付近で立っている人たちがみんな内側を向いて立っている
  3. どんなに混んでも通路まで詰めない

以下、これらについて詳しく説明するとともに、思ったことを書いていきたい。

まず、「1.2人掛けのシートに1人ずつ座るため、まあまあな人数の人が立っている」ことだ。冒頭で、街を走る電車が、2席ずつ左右に2列の座席タイプであることを述べた(もちろん全てがそうではないが)。このような座席で、乗客はだいたい1人ずつ座っている。そして、後から入ってきた人たちの多くが、1人が座っているところには座れない、というように席を探していき、誰も座っていないシートがなければ、立っている。座っている人たちが2席を独占しているわけではない。そのほとんどの人がシートの奥側の席に座り、荷物を床に置くか膝に乗せるかして、通路側の席に誰かが座るスペースを残している。それなのに誰も座らない。みんな座りたい気持ちはあるだろうに、そのうえ座れる場所があるのに、立っているのだ。
これは、みんな他人との距離を保っておきたいから、起こることなのだと思う。誰か知らない人と隣同士で座っておくよりは、少し空間のあるところで立っておくほうが気持ちが楽でいられるのではないだろうか。
また、どこのシートも片側だけ空いているという状況では、一体どこに自分は座ろうか、自分が隣に座っても許してくれそう(?)な人が座っているのはどこか、という戸惑いに似た気持ちが生じる。これは少し共感されにくいかもしれないが、私はそんなことを考えてしまう。
結果、私含め、座席が空いているのに立っている人数が多いのである。


つぎに、「2.ドア付近で立っている人たちがみんな内側を向いて立っている」ことについてである。文章だけではわかりにくいので図を書いた。

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緑色の丸が乗客、赤色の矢印がその体の向きである。ホッチキスの針のようなものは座席だ。
このように、ドア付近の空いたスペースに立っている人全員が、中心に向かって立っているのだ。一体真ん中に何があるというのか。朝からみんなで輪になって、なんの集まりなんだ。
背中をどこかに預けられるから、立っているのが楽だ、という理由でこうなるのだろうな、とは思う。これに関連して、立っている人はいても吊り革を持って立っている人の数はとても少ない、という特徴もある。
私も背中を預ければ楽なのだが、やはり、この異様な円陣がどうにも居心地悪いので、いつも窓の方を向いている。


さいごに、「3.どんなに混んでも通路まで詰めない」ことについてだ。
これも図を書いてみた。

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灰色の丸が座っている人で、緑色の丸が立っている人だ。
街の電車は、電車の遅れがあってたくさんの人が待っていた時や、何かのイベントがあったときに、たまに人でいっぱいになる。これほど人が多いと、さすがに2人掛けには2人で掛けていることが多い。しかし、立っている人がおかしい。ドアとドアの間にみんな収まろうとするのだ。このとき、車内アナウンスでも「通路まで詰めてできるだけ多くのお客様が乗車できるようご協力お願いいたします」などのように呼びかけている。でもそこで動くのはほんの2〜3名で、あとは自分だけ突出するのを恐れるかのように、四角いスペースに収まろうとするのである。
上記の2つの特徴に比べ、この3つめの特徴は明らかに他人に迷惑をかけている。実際に、通路にまだ詰められるのに、ドアの前がいっぱいになり、乗りたい人が乗れずにその電車が出発してしまう、ということを今まで2回ほど見たことがある。困ったものである。

以上が、私の毎朝・毎夕の観察による、街を走る電車の特徴をまとめたものである。また何か発見したら書き残していきたい。