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うわあ。

日本の女子大生が書きたいことを書くブログ

初めてのこと


駅の北口から出ると、ほのかに獣の匂いがした。この地域は野良猫が多い。しずくをいくつもぶら下げたフェンスに、歩道にへばりついた落ち葉。雨が降れば、獣の匂いはより強く感じられる。この野生の香りは、この後に私という一人の女子大学生の身に起きることを暗示していたのであろうか、と今になって思う。
学生やサラリーマンたちが、一定の距離を保ったまま歩いてゆく。私も流れを止めぬよう、同じスピードで歩いてゆく。ぼんやりとあれやこれや考えながら、駐輪場に向かう。少しうろうろして、自分の自転車を見つけた。鍵をさしこんでガコンとタイヤ止めを蹴り自転車をバックさせ取り出す。その一連の流れは手慣れたものだ。
ふと、紙粘土のことが思い出された。私は幼少の頃より粘土遊びが好きで、よく粘土で遊んだものである。一度、粘土で「公園」をつくったことがある。ブランコにすべり台、そして水飲み場。その蛇口まで再現された、なかなか精巧な公園だったと思う。はて、なぜ急に紙粘土などが思い出されたのであろう。ああ、そうだ、足である。先ほど一歩踏み出した右足で、何か柔らかく形の変わるもの、紙粘土のような感触のものを踏みつけていた。

本日11月1日、生まれて初めてうんこを踏んだ。つら。足が速くなったりして。


(かかった時間:27分)